地域・大学インタラクション型の学習事業
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神戸山手短期大学
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学外講師特別講義 <第1回−高崎邦子氏(JTB西日本広報室長)>

『観光産業(ツーリズム産業)について JTBのグループ戦略と広報活動とは』

「魅力調査」(マリンポートツーリズム)部門
第1回「学外講師による特別講義」は、JTB西日本広報室長の高崎邦子氏を講師としてお迎えしました。JTBはご存じの通り、大学就職人気企業ランキングで長年上位を占めている人気企業であり、また旅行業界最大手の会社です。そこの第一線で活躍されている方から、少人数のなごやかな雰囲気の中で、貴重なお話をお聞きできる機会を設けることができました。

村上教授の紹介によると、高崎氏は大企業の重要なポジションで幅広く活躍されながら数年前には出産を経験され、現在は見事に家庭と仕事とを両立させているそうです。そんな理想の働く女性を目の前にして、学生たちはあこがれとこれから始まる講義への期待で胸をふくらませたようでした。

村上教授によるこの講義の趣旨説明 講義風景
         

最初に、JTB入社後の様々な営業経験や海外勤務経験などの自己紹介があり、その後、現在の旅行業界の動向(需要や顧客の変化など)、そしてJTBの事業分野や戦略(「交流文化産業」への事業拡大など)についての解説がありました。特に、パワーポイントを使って紹介されたJTBの新規プロジェクトは、最近急増する裕福な中国人観光客をターゲットに、大阪ミナミで楽しく飲食や買い物をしてもらい、地域経済の活性化をはかるというものでした。日本に来る中国人観光客は買い物のために平均13万円を使うというデータ結果があるのですが、どうしたら彼らを大阪に誘導し、東京ではなく大阪ミナミでそのお金を消費してもらえるかを考え、企画するのです。豊富なデータの収集・分析、旅行ルート・日程の工夫、販売促進ツールの作成、モデル店舗の営業、人材の育成、外国人受け入れ体制の充実など、その事業が実際にどのように進められてきたかを、身近に具体的に伝えてくださいました。

次に、現在高崎氏が携わっている広報活動の基本的役割について、顧客や社会に「信頼感を持ち続けてもらうための活動」であること、「うそをつかない」、「事実を伝える」ことが大切な原則であることなどが述べられました。そして、危機管理については、日頃からの心構えや、旅行中の事件や事故の際のマスコミ対応など、ご自身の様々な苦労や体験談を交えてお話をしてくださいました。

powerpointを用いて説明する高崎氏

最後に、高崎氏がまた行きたいと言う、とっておきの場所の紹介と銘打って、北海道での体験談が披露されました。大変な仕事をやっと終えた後、高崎氏が真っ暗な原野で偶然見た夜空の星々の感動的な美しさは、特に学生たちの印象に強く残ったようです。講義後の質疑応答では、学生たちから的を射たよい質問が次々と出され、思いがけなくたくさんの個人的なお話も頂戴できました。色々な仕事をする中でも「お客様によろこばれること」が自分の原点であること、地道な苦労や辛い経験を乗り越えたからこそ仕事の本当のおもしろさ、楽しさがわかったこと、クレームの対応には気持ち・経験・ホスピタリティが大切なこと、そして、就職活動の体験談やアドバイスなどを伺うことができました。

代表として最後にお礼の挨拶をした学生は、次のような感想を述べていました。「旅行会社は私の夢の一つです。先生のお話を聞けて仕事に対してとても興味を持てました。先生のような仕事や経験をしたいです。・・・これから仕事をして、もしつらいことがあっても続けて、“最高にきれいな星”を見たいです。」学生たちは予想以上にしっかり、「仕事」や「働くこと」について大切なことを学んだようです。