地域・大学インタラクション型の学習事業
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神戸山手短期大学
キャリア・コミュニケーション学科

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学外講師特別講義 <第2回−田中清寛氏(リーガロイヤルホテルブライダル担当支配人)>

『ブライダルコーディネーターの仕事と資質』

「魅力創出」(アトラクティブブライダル)部門
11月12日(月)、「ブライダルコーディネーター入門」(担当:村上和子教授)の講義の時間を用い、お招きした田中清寛氏(リーガロイヤルホテルブライダル担当支配人)に「ブライダルコーディネーターの仕事と資質」と題して講義をしていただきました。田中氏はブライダルコーディネーターという職種の話だけではなく、ホテルにおける婚礼一般について、幅広い知識と同業界歴43年のキャリアを惜しみなく披露してくださいました。

■ 講義概略

【ホテル結婚式について】
ホテルには、宿泊、展示会、文化事業、そして宴会の職業的分類が存在し、宴会カテゴリの中ではさらに一般宴会部門と婚礼部門に分かれています。
近年は晩婚化の影響から、これまで年間80万件以上だった結婚式件数が減少傾向にあるのですが、それでも大安は依然人気があり、11月11日の大安は日曜日と重なったこともあり、リーガロイヤルホテルでは18件の結婚式がありました。また、現在リーガロイヤルホテルでは、80〜100名の婚礼が一般的な規模です。

講義をされる田中氏

【結婚式場の選び方】
以前は口コミがホテルの評判を運んでくれる媒体だったのが、現在は結婚情報誌「ゼクシィ」などのメディアが中心の情報の世界になってきています。そして、消費者が情報を比較・精査した上でホテルに来ることが一般常識となりつつあります。そこで、いかに顧客の満足度を上げるプランを提供できるかにホテル側は日々苦心しています。
結婚式場として選ばれる要因は@伝統・格式、Aチャペル、B料金、C企画商品(プランニング)、Dセールスマン(営業努力)、Eホテルへのアクセス、F人との対応、以上7つです。
特に、Cは、主として発想の重要性が注目されます。例えば、「リムジンでのお迎えプラン」「式前までエステを受けられるプラン」などがその例です。
Fは、ブライダルコーディネーターがキーとなります。式後の利用者アンケートにおいて、「お客さんとの対応」が選択理由の約65%と大半を占めるという結果が出ており、この仕事の「価値」の高さを物語っています。

村上教授と田中氏 質疑応答の様子

一番重要な「人との対応」を徹底するために、リーガロイヤルでは「ヒストリー」と呼ばれる顧客用カルテ(その顧客の趣味、こだわり、妊娠の有無など)を作成し、一貫して質の高いサービスを提供するように心がけています。

【ブライダルコーディネートの仕事】
ブライダルコーディネーターとは「夢と感動を与える仕事」です。例えば、招待客にご懐妊中の方がいないかどうかを聞き、ひざ掛けをあらかじめ用意しておく配慮。お客様の要望に対し即座にNoといわず、「お時間をください」とワンクッション置く態度。こうした行為を通して「歓待【hospitality】」や「配慮【attention / care】」を商品として提供するプロ意識が磨かれていくのです。


参加した学生約40名は授業中、私語ひとつせず、メモを取り続けていました。質疑応答時間には、学生が具体的にブライダルの世界へ興味を抱き、実際に就職を考えているという旨を発言していました。授業で配付されたプリントには、表面のみならず裏面にまで多くのメモが見られました。