地域・大学インタラクション型の学習事業
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神戸山手短期大学
キャリア・コミュニケーション学科

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学外講師特別講義<第4回−南部真知子氏((株)神戸クルーザー・コンチェルト代表取締役社長)>

 「私の仕事〜歓びの仕掛け人〜」

「魅力調査」(マリンポートツーリズム)部門
11月22日(木)の第4回学外講師特別講義では、「観光産業事情」(担当:村上教授)の時間に、(株)神戸クルーザー・コンチェルト代表取締役社長の南部真知子氏を講師としてお招きし、「私の仕事〜歓びの仕掛け人〜」と題する特別講義をしていただきました。コンチェルトは、神戸ハーバーランドのモザイクから出航し、神戸港から明石海峡までをクルージングする豪華客船です。色彩あふれる観覧車のすぐ横に、白く美しい姿を輝かせて停泊するコンチェルトは、今や神戸港のシンボルの一つともなっています。

■ 講義概略

【テーマ】
「誰かに幸せをあげるためにはどうしたらよいのか。幸せの分け方」

【コンチェルトについて】
コンチェルトは、震災復興のパソナプロジェクトの一環として始められました。その理念は、「神戸に“ご恩返ししたいと思うひと”を沢山つくるお手伝い」をすること。また、企業理念のキーワードは、「幸せの連鎖源になる」、「神戸を素敵と思ってもらう」、「感謝の大切さ発信」、「協働の輪」です。

村上教授から紹介を受ける南部氏 学生に語りかける南部氏
      

【サービス業全般について】
コンチェルトは、クルージングをしながらお客様に食事を楽しんでいただくサービス業です。サービス業の存在価値は、「ありがとう」の好循環と「幸福の連鎖」を生むことにあります。これがひいては社会を活性化させるのです。お客はお金を払ってサービスを受け、そのサービスによってお客は「幸せ」と「歓び」を得ます。次に満足したお客が、今度はその「幸せ」を他の人にもあげたくなり、周りの人も「幸せ」の連鎖の中に引き込むことになります。さらにサービスした社員もお客から「感謝」と「充実感」を得て、ますますサービスに心がこもり、幸せの連鎖がさらに大きくなって循環していきます。すなわち、サービス業は「社会を強くする」、幸せの産業だというわけです。

【港の観光について】
南部氏は、今まで「おとこの場所」と思われていた港のイメージを、これからは「おんなの場所」(美味しい、綺麗、ゴージャスなど)に変えていきたいと考えておられます。ブライダルや音楽、イベント、語り、食事、お祝いプランなどの様々な「しかけ」や他業種との「協働」によって、コンチェルトと港を「もっとも神戸らしいおもてなしの場」に進化させていくというのが、氏の構想です。

【社長の仕事】
南部氏によると、社長の仕事とは、社員が幸せに仕事ができるような環境、仕組みをつくることです。「会社は社会のもの」なので、よい環境で社員の力が上がれば、会社の力もあがり、社会に貢献できることにもなるからです。

質疑応答の様子

【私たちの生きる意味とは】
人が幸せを実感するのは、「自分の得意なことを人にしてあげたり、教えてあげたりして、感謝されたとき」だと南部氏は考えておられます。また、人が何を求めているか、人間とはどういった存在なのかについてよく理解することは、仕事をする上での気持ちと心構えに活かすことになります。

【「3つのキーワード」】
仕事をする上で大切にしてほしいと南部氏が思っていることは、「根に感謝の気持ち」を持つことと、「形で入ってはいけない」ということだそうです。そして、最後に、学生たちがこれから仕事をするときに覚えておいてほしい「3つのキーワード」を紹介してくださいました。
 ・いつもにこにこ明るい笑顔!
 ・いつもハキハキやさしい言葉!
 ・いつもいそいそ働く手足!


講義では、氏ご自身が仕事上で悩みや不安を感じた経験や、いかにそれを乗り越えてチャンスをつかんだかについても率直に話してくださいました。学生たちに「転機は好機」、「好きなことを見つけて続ける」、「就職活動もやる気をもって前向きに。やればできる、やれるという思いで前へ進んでほしい」などのメッセージを伝えてくださいました。
学生たちは、サービス業が人々に「幸せ」と「歓び」とを与え、社会に貢献できる仕事だとの理解を得たようです。特に、将来ブライダル業界やサービス業に進路を希望している学生は、仕事における「理念」や「姿勢」の大切さを学び、大変感銘を受けたようです。