地域・大学インタラクション型の学習事業
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村上「みなとゼミ」による神戸の魅力のフィールド調査
マリンポートツーリズム平成20年度第8回学外授業

「魅力調査」(マリンポートツーリズム)部門

日 時:

11月4日(火)

場 所:

海洋博物館

参加者:

「みなとゼミ」受講生5名
および村上和子教授

テーマ:

観光リーフレット『神戸の楽しさ無限大〜パート2』の構成会議と海洋博物館の見学


学外授業

【概略】 
 今回の「みなと」ゼミは、卒業制作である観光リーフレット『神戸の楽しさ無限大〜パート2』制作の構成会議をしました。そしてその後、リーフレットにも掲載予定である「神戸海洋博物館」を訪問調査しました。リーフレットの制作は徐々に具体的なまとまりを見せています。他方、多くのインタヴュー作業をこなし、調査も順調に進んでいます(以下は、学生のレポートをまとめた報告です)。

【観光リーフレット制作会議】 

 まず、波止場町TEN×TENに集合し、観光リーフレットの構成と役割分担について相談しました。昨年度、先輩たちが制作した「パートT」のサブタイトルは、「みなとで遊ぶ〜波止場町特集」でした。神戸観光を紹介する長い歴史の中で、おそらく波止場町という地名をクローズアップして取り上げたのは初めてのことでした。メリケンパーク、中突堤、ハーバランドなど、数多く観光スポットが点在するこのエリアを、スポットとしてではなく「波止場町」として、地域としてアピールし多くの見所を紹介しました。今年2月下旬に発行したリーフレット1万部は、神戸市内の総合インフォメーションセンターやホテル、観光施設などに置かれ、わずか2ヶ月でストックがなくなる好評ぶりでした。この10月に、第2版として5千部を追加印刷し、ルミナリエ観光の観光客からも喜ばれています。先輩たちが、取り組んできたこうした成果を引き継ぎ、私たちはシリーズの第2作としてリーフレット作りに取り組んでいます。先輩たちに負けないよう、さらにヴァージョンアップさせ、「前回と違った視点で打ち出すには、どこを強調して見せていけばいいのか」という議論をしました。その内容は、主にどの観光地を載せるのかという選定作業、さらに地図以外の部分にまで及びました。
 また、リーフレットの中でも、どの点を拡大し、どの点に絵を入れてもらうか、という構成を考えました。そして、ポートタワー、モスク、造船所など各観光スポットの説明文を誰が書くかの役割分担をしました。
 観光リーフレットの一番の決め手であって、大切な表紙の写真は、前作の船の写真を採用せずに、「スプラッシュ神戸(日本初の水陸両用船)」にしようという話になりました。スプラッシュは、陸も海も走ることができ、神戸の山と海の街というイメージを表象するには、ぴったりだと思われます。それなら、スプラッシュ神戸にも試乗し、撮影や取材をしなければなりません。その日がお天気に恵まれるよう、祈りを込めて早速スケジュールの調整をしました。
 そのとき、みなとのキーマンのお一人である、神戸港遊覧船ファンタジーの合田船長がTEN×TENにやって来られ、思いがけず、私たちのために船の汽笛と進行方向など、みなとの楽しいエピソードやおもしろい裏話などを聞かせてくださいました。

海洋博物館で説明を受ける 海洋博物館で説明を受ける2

【神戸海洋博物館】 

 神戸海洋博物館は、神戸開港120年を記念して、1987年4月に開館した「海・船・港」の総合博物館です。1階と2階が展示室となっており、館外にも展示品があります。1階は「現在から未来の神戸港」というテーマに沿って、クルーズ客船、航海計器の実物、1868年、神戸開港を祝うため集まった外国艦船ロドニー号(英国)の模型などが展示されています。2階は、「歴史から見た神戸」と名づけられ、江戸期、明治期など時代区分に沿って、ジオラマ模型やグラフィックなどで歴史の中の神戸港が紹介されています。さらに館外には、世界で初めて神戸港で実験航走した超伝導電磁推進船「ヤマト1」などが実寸大で展示されています。
 そこでは、神戸港が紹介されているビデオが上映されていました。私たちの暮らしに港の役割は大変重要で、食料自給率の低い日本では、お弁当の中身の一つ一つが、外国から輸入されてきたもので、どこから神戸港へと輸出されているかという内容のものでした。時間の制約もあり、全てを見ることは出来なかったのですが、子供向けに作られているものだったので、むしろ簡単に概要を知ることが出来ました。

【考察】 

 私たちは神戸港を「観光」「交流」の視点で、まちの魅力を調査しています。そこで、神戸海洋博物館に研修に来て、古代から交通の要所として発展してきた神戸の港の「交易」「貿易」「経済」「くらし」といった新たな視点も加えてリーフレットに盛り込んでいきたいと考えました。具体的には、海から見えるコンテナヤードや、ガントリークレーンといった港の景色の中に、物流や暮らしの要素を加えながら表現していくなど、デザインを工夫していきたいと思っています。