地域・大学インタラクション型の学習事業
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神戸山手短期大学
キャリア・コミュニケーション学科

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FAX:078-371-4972


アートグレイスウエディングヒルズ(京都)を見学に行きました
(「魅力創出」部門 第3回学外研修)

「魅力創出」(アトラクティブブライダル)部門

日 時:

11月14日(金) 14:00〜16:30

場 所:

アートグレイスウエディングヒルズ(京都)

参加者:

1年生「特別演習B」履修者28名  土井ゼミの学生5名

引率者:

土井茂桂子
  (キャリア・コミュニケーション学科講師)
阿部華子 
  (キャリア・コミュニケーション学科付助手)
北村麻衣子
(キャリア・コミュニケーション学科TA)


施設見学

【概略】 
 京都の鴨川沿いに建つアートグレイスウエディングヒルズは、昨年オープンしたばかりの新しい施設で、23メートルの高さを誇る京都最大級のチャペルと3つのゲストハウスからなります。学生たちは、ロビーにて3班に分かれ、以下の通り館内の案内をしていただきました。

【施設の概要】

<ヴィラ・プリマヴェラ>
 フランスをイメージしたこのゲストハウスは、3つの中で2番目に大きな邸宅で、70〜90名を収容できます。会場は使用中のため見学はできませんでしたが、横に続く広いテラスでは式後にゆっくりとくつろいだり、ウェルカムパーティを行うことができるそうです。2階にあるため空がよく見え、視界に周囲の建物が入らない開放感がポイント。バルーンや花火という演出ができ、冬でも寒くないよう暖房に工夫がされています。
 案内をしてくださったプランナーの佐藤さんによると、挙式の時期を決める際には、どの月にも長所があることを説明するのだそうです。例えば、人気のない1月なら雨の日が少ないことやお化粧のノリがよいので綺麗に写真に写ることができる、8月なら花火や浴衣などの演出ができるということなど、それぞれの月の長所を挙げていくそうです。
<チャペル>
 背の高いドアを開けてもらい中に入ると、高い天井と広い空間に圧倒されます。ここは120名が収容でき、本物のパイプオルガンの音色や聖歌隊の歌声、招待客の拍手がよく響くそうです。白い壁に赤く長いバージンロードがよく映えていました。新婦は、父親と腕を組んでバージンロードを歩く前に母親にベールダウンをしてもらうのですが、これには母親が子育ての役目を終えたという意味が込められているそうです。
 一番奥の祭壇は少し高くなっており、その両脇に両親の席が設けられています。これは一番近くで子どもの晴れ姿を見られるようにしたもの。京都ではここだけだそうです。さらに奥の柱には新郎新婦の方を向いたカメラがあり、普通は後ろからしか撮影できない二人の姿を前から捉えられるようになっています。また、式後、外で集合写真を撮影する際には、チャペルが一番綺麗に写る角度があるため、お客様を一番良いポジションに誘導するそうです。
 学生からチャペル式と人前式の割合についての質問が出たところ、こちらでは約9割がチャペル式との回答でした。活発な質疑応答がおわり、チャペルから出たときにスタッフの方がサプライズで、フラワーシャワーの代わりにシャボン玉を飛ばしてくださいました。虹色に輝くたくさんのシャボン玉に学生も歓声をあげてとても喜んでいました。
<メゾン・ド・シャンパーニュ邸>
 フランスをイメージしたゲストハウスで、3つの会場の中では一番広く、120人の収容が可能です。広く落ち着く空間とともに、吹き抜けになっている高い天井、2階から続く階段、プール付きの緑豊かなガーデンテラスは、演出の幅を広げてくれるため、このゲストハウスが一番人気なのだそうです。招待客が着席した状態で窓からチャペルが見えるのは、この会場だけなのだとか。
 館内のアイボリーを基調としたインテリアは、ここの経営者自らが直接海外で買い付けたこだわりの調度品によって、ロマンチックでエレガントな雰囲気に統一されており(1年に一度クリスマスのこの時期だけ装飾を変えるそうです)、学生にも大人気で、写真に撮る者も多くいました。
 佐藤さんによると、1か月に一度はスタッフ全員で隅から隅まで清掃するのだそうです。会場のテーブルにあるケーキなどの置物はすべてレプリカで、スタッフが紙粘土や発泡スチロールで手作りしたものであることや、9月から11月にかけては最も忙しく休む暇がほとんどないこと、また結婚式・披露宴はサプライズが大事だというお話もうかがいました。

チャペル内部 ウェルカムパーティースペース
に置かれたケーキの模造品

<ケントマナーハウス>
 イギリスをイメージしたこのゲストハウスは、専用ゲートをくぐるとレンガ調で落ち着いた外観とプール付きのガーデンテラスが目の前に広がります。プールのそばにある階段では、ブーケトスが行われるのですが、そのような説明をしながらいかに具体的に当日のイメージをお客様にしてもらえるかが重要なのだそうです。
 ここでは、スタッフの方が、実際に披露宴で出されるオリジナルドリンクを私たちのために作ってくださいました。いつもお客様や季節に合わせて色々なドリンクを工夫して作っているそうです。とても美味しくいただきました。
<映像>
 全員がケントマナーハウスに集まり、2つの映像作品を見せていただきました。ひとつめは、式の様子をその日の内に編集し、披露宴の最後に流す「エンドロール」というもので、短時間の編集作業時間ながらその高度な仕上がりに驚きました。見終わったとき、数名の学生が感動で泣いていました。続いての「絆」という映像は、新婦が両親にあてたメッセージで、将来の自分の姿と重ね合わせたのか、映像が終わったときかなりの人数の学生が涙していました。
<現役プロデューサーさんのお話>
 現役プロデューサーの山村さんが、自身の経歴や普段のお仕事の内容、プランナーとして大事なことや就職活動についてのアドバイスなどを丁寧にお話してくださいました。
 華やかなだけではない大変厳しい仕事だけれども、お客様から「一生忘れられない式になりました」などという感謝の言葉をいただけたときの一瞬が何より力になる、「こんないい仕事はない」と思えるお仕事だとおっしゃっていました。
 プランナーはお客様からの信頼が一番重要なので、学生のうちからマナーや言葉づかい、健康管理をきちんとしておくことが大切なのだそうです。就職活動に関しては、具体的な面接時のアドバイスや自己分析、自己PRの仕方などを教わりました。

佐藤氏から説明を聞き
メモをとる学生たち
一番人気の披露宴会場

【考察】 
 山村さんのお話のあと質疑応答の時間が設けられ、学生からたくさんの質問が出ました。就職活動についての質問が出たときには、就職というよりは自分自身がそこで働くイメージをまず持つことが大事だとおっしゃっていました。また、今までで一番印象的な演出は何か、という質問のときには、京都ならではのユニークな演出の入場シーンを紹介してくださり、学生から大きな笑いがおこりました。
 最後に土井先生がおっしゃった、「感動の演出には、見えないところでの苦労が多く、綺麗な状態を保つには絶え間ない努力が必要だということがスタッフのみなさんのお話から大変よくわかりました」という言葉の通り、学生たちもスタッフの方々の日ごろの努力を知る良い機会になったと思います。また、営業や裏方の仕事など日常の勤務のお話から就職活動についてまでを本当に詳しくわかりやすく教えてくださり、学生たちはウエディングプランナーという職業をさらに身近に感じることができたのではないでしょうか。