地域・大学インタラクション型の学習事業
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神戸山手短期大学
キャリア・コミュニケーション学科

〒650-0006
神戸市中央区諏訪山町3-1
TEL:078-371-6184
FAX:078-371-4972


相楽園「ハッサム邸」改修記念こけら落としイベント
「ハッサム邸の午後」〜明治後期、日常風景の再現〜

「魅力創出」(アトラクティブブライダル)部門

 

日 時:

4月25日(土) 13時〜15時

場 所:

相楽園、旧ハッサム邸

参 加:

参加希望者(2年生3名 1年生2名)

担 当:

川崎佳代子
(キャリア・コミュニケーション学科教授)
土井茂桂子
(キャリア・コミュニケーション学科講師)


実習

【概要と目的】 
 08年2月から、屋根や内部の補修・改修工事が行われていた、英国人貿易商J・K・ハッサムが暮らした「旧ハッサム邸」(神戸市中央区中山手通5、相楽園)が、一般公開されることとなりました。この邸宅は1902(明治35)年に同区北野町2に建設され、63年に現在地に移転されました。浅瓦葺き屋根や張り出し窓など、明治期の洋館の特徴を備えた邸宅です。
 その改修記念こけら落としイベントに、本学キャリア・コミュニケーション学科は、「ハッサム邸の午後」と題して「明治後期のある日の午後のお茶とくつろぎの時間」を再現しました。
 コミュニティ立である神戸山手学園の学生として、地域の観光の要所である相楽園の目玉ともいえる「ハッサム邸」のイベントのお手伝いをすることにより、地域とのコラボレーションを密にするとともに、地域活性化を図ることが今回の目的です。また本学表現芸術学科とのコラボレーションを図ることも、もう1つの目的です。

【ハッサム邸の午後】
 当日は、あいにくの雨となってしまいました。それにもかかわらず来場者は多く、写真を撮ったり、当時の様子について質問を受けるなど手ごたえは十分感じられるものでした。
 学生は振る舞いにおいても明治期の事を事前に予習し、当時を髣髴とさせる和・洋の衣装を纏い朝から準備にあたりました。テーブルには、明治期から続く老舗のカステラとビスケット(長崎・松翁軒 京都・村上開新堂)や、リプトン青ラベルの紅茶、『吾輩は猫である』『たけくらべ』といった小説の復刻版、オールドイングランド風(ただしこれは現代のパターン)のティーセットなどを配置し、明治レトロを演出しました。
 以上のセッティングの上、学生たちは明治期後期の上流子女の日常の様子を演じました。「演じる」といっても、無音劇として構成された再現なので、台詞もありませんし、あらかじめ決まっている演技もありません。各々が、本を読む、折り紙をする、お茶を入れる演技をするなど、事前学習を意識しつつ、自然体で自由に振舞いました。また、一緒に参加した表現芸術学科の学生は、絵画を描いたり、そのモデルになったり、またグランドピアノの演奏と鑑賞を行ったりしました。
 来場者には、お茶の説明を書いた小さなカードと、「政治と社会の流れ」「文学」「神戸の歴史」を簡単にまとめた歴史年表を配布しました。無音劇ですので、当時の歴史的文脈がわかるように、これらの資料で意味内容を補完する形をとりました。

肖像画を書く様子 読書風景の再現

【考察】 
 参加学生にとって地域活動の一環として非常に効果的であったと思います。異人館のこけら落としイベントに参加するという機会は、稀有なものです。とても貴重な体験が出来たことを学生もよく実感していたようで、地域に根ざす学校としての自覚を築くことが出来たのではないでしょうか。今後はさらに興味を深め、地域学習・歴史学習等に進展が見られそうな手応えを得られました。他学科とのコラボレーションも回を追うごとに進展が見られそうで楽しみです。